経営は『理念・行動・数字、、、そして、ワクワク感』で決まる!
激動の時代を生き抜くために・・・
AI、BI、デジタル化という言葉を聞かない日はありません。今、世の中は、物凄いスピードで価値観が変化し、技術が進歩しています。そして、既に決まった未来である人口減少は人材不足に直結し、経営を悩ます大きな課題になっています。そんな時代を生きる私たち中小零細企業は環境の変化に対応し、能動的リスクを選択し、「できるか否か?」ではなく、「やるかやらないか?」を決断していかなければなりません。この激動の時代の中、日々の仕事に追われ、立ち止まって経営を考える時間を失っていませんか? 今回は、限られたリソースの中で、やるべきことは何か、について、TEAMyoko-soの取り組みを交えて考えてみたいと思います。
- 立ち止まって「経営」を考える時間を確保!
経営は「理念・行動・数字、、、そして、ワクワク感」で決まる
先日、ボードメンバーとマネージャーで5年後と来期の計画立案を行いました。私たち、TEAMyoko-soは、「お客様のビジョン実現をサポートする」ことを経営理念に掲げ、日々、理念経営に挑み続けています。微力ではありますが、経営理念というミッションに向かって、より多くの中小零細企業が、「元気になるために、、、」「なりたい会社になるために、、、」、私たち自身はどこを目指すのか?組織体制はどうするのか?規模は?など、立ち止まって考える時間です(決めきれないこともたくさんありましたが、、、)。しかし、「計画を立てないことは、失敗を計画することである」と言われるように、計画(目標)を立てることの重要性を再確認できる貴重な時間になりました。
〇経営は「理念」で決まる
「売上」「利益」「資金繰り」「人材」「設備」など会社を経営していく上で大切なものはたくさんあります。ただ、私たち、TEAMyoko-soは、会社経営において、最も重要で組織の土台にあるべきものは「理念」であると考えています。
理念とは、会社が何のために存在するのかという事業を行う上での考え方や目指すべき方向性を示すものです。理念を軸にして全従業員のベクトルを合わせることが出来れば、短期的な利益や目の前の課題に振り回されることなく長期的な視点を持って一人一人が判断を下せるようになり強い組織になります。
パナソニック創業者の松下幸之助さんも、「経営理念は企業の成功の50%を占める絶対条件である」と述べています。
《理念経営のポイント》
- 理念を言語化し、社内外に発信する(共感)
- 理念に照らして正しいかを常に問う
- 定期的に理念研修を行う(TEAMyoko-soの場合)
※TEAMyoko-soでは、定期的に、理念を考える「理念創造塾」を開催しています。
〇経営は「行動」で決まる
経営理念は会社の土台にあるものであり、会社経営では最も重要であることは上述の通りです。また、中期計画・単年度計画や戦略・戦術を考え、見える化することもとても大切です。しかし、どんなに素晴らしい理念や計画や戦略・戦術があっても、実際に「行動」しなければ目標は達成できませんし、選択した行動が良かったのか、そうでなかったのか検証もできません。その意味で、「行動」することこそが会社を成長させるカギなのだと思います。
TEAMyoko-soでは、部署ごとに行動計画を立てて、進捗状況を確認しながら目標達成に向けた取り組みを行っています。
《行動するためのステップ》
■目標の明確化と優先順位付け | |
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・現状分析と目標設定 ・優先順位付け |
・強み弱みを把握し、なりたい姿を明確にする ・課題を整理し、優先順位を付けて取り組む |
■行動計画の策定 | |
・アクションプラン作成 ・責任者とスケジュール管理 |
・「いつ」「誰が」「どうやって」をリスト化する
・役割分担と進捗を見える化する |
■現場での実践 | |
・まずやってみる ・フィードバック |
・完璧を求めずチャレンジする
・関わった人からのフィードバックを受け入れる |
※「行動」を習慣化させるために第三者を入れて検証することも有効です。 |
※TEAMyoko-soでは、PDCAサイクル構築支援を行っています。
〇経営は「数字」で決まる
経営理念を土台として、会社の未来を考え、戦略・戦術を決めて優先順位を付けてアクションプランに落とし込み、PDCAサイクルを回していくことが会社を強くする条件の一つです。そして、会社の未来や現状をしっかりと把握し、意思決定をしていくためには、「数字」という指標も欠かせません。先のコラムでもお伝えしている通り、売上・利益・資金繰りなど数字に強い経営者は、数字から意思決定を行い、持続的な成長をしています。
中小零細企業は、限られた人的リソースの中で、「タイムリーに数字を把握する」ことが困難な場合もありますが、数字を味方に付けることにより、毎月の売上や利益の把握、経費支出の改善を図ることが可能になります。今までも、これからの時代も「数字」を味方に付け、「数字」で意思決定していくことは、会社経営にとって普遍的要素なのではないでしょうか。
※TEAMyoko-soでは、数字との距離を近づけていただくことを目的として、定期的に、「決算書の見方セミナー」「会計データ活用術」を開催しています。
◆そして、ワクワク感、、、
今回、「理念」「行動」「数字」の3つを経営において大切なこととして書かせていただいたのは、日常業務を止めて、一泊二日で自社の中期・来期計画を立てるために、「立ち止まって考える時間」を過ごしたことが影響していると感じます。
繰り返しになりますが、「理念」は、自社の存在意義でありミッションです。この理念が従業員の共感があり、自身の働く目的や価値観に合致している組織は自ずと成果も出ているように感じます。「行動」は、理念を実現するための戦略や目標に対して従業員一人一人が起こす行動です。「数字」は、目指したい目標や得たい成果を映し出し、現実の達成度合いやギャップを客観的に示してくれます。そして、これらの要素に一つ加えるとすれば、「ワクワク感」ではないでしょうか。
「理念は方向性、行動は手段、数字は成果。そして、ワクワク感は、すべての原動力」なのだと思います。経営に大切な3つの要素に「ワクワク感」が加わることで、自社も個人も未来の成長に向かって進んでいけるのではないでしょうか。
※TEAMyoko-soでは、毎月、「中期5ヶ年計画立案セミナー」を開催しています。
社長!未来を本気で考えるなら、“理念・行動・数字・ワクワク感”のバランスがカギです。
一度、立ち止まって、自社の5年後を考えてみませんか?