がんばろう経営者!! 横浜総合事務所代表 泉 敬介のブログ

トホホの税理士日記

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TITLE平成から令和へ

DATA2019年05月02日

平成が終わり令和がスタートしました。

平成元年6月に独立開業し、昨年末で経営トップから退いた私にとっては、文字通り「平成=自分の人生の山場」だったような気がします。

平成元年6月に独立し、同時に二人目の娘が産まれました...
お客様6社、月次の売上20万円、経費を支払うと生活費ゼロ...
「貯金が200万円あるから節約すれば家族四人で10ヶ月は暮らせる」という家内の言葉に覚悟を決めて「10ヶ月で売上2倍」を目標に仕事漬けの毎日をスタートしました。
幸いお客様の協力のおかげで半年後には月の売上げが70~80万円近くなり職員も採用し、なんとか家族四人の飢え死にを避けることができました(笑)

その後も、去年の売上金額同額を今年の経費予算にして、売上を伸ばした分だけが自分の所得となるという自称「ゼロベース予算」で働き続けましたが、お客様に貢献できる理想の仕事をしようという夢に燃えていたので楽しい毎日でした。
ただ、独立してから約15年間、平均年間休日30日、一番忙しかったワタミの経理・財務部長兼務時代は一年半で5日しか休まず一日18時間働き続けましたから...当然、子育てはすべて家内任せ、二人の娘の入学式にも卒業式にも体育祭にも文化祭にも行った事がない父親でした。

でも、年間30日の休みはできるだけ一週間単位でとって、休める時は子供たちの学校は休ませてキャンプや旅行に出かけました。学校の先生もその頃は「勉強よりもお父さんと目一杯遊ぶほうが大切です」と言ってくれる時代でした。
子育ては「自由、自立、素直」を子育て理念として自主性に任せて、「勉強しろ」と言ったことも塾にも通わすこともありませんでしたが二人とも成績は優秀でした。
そして一番感謝しているのは、そんな父親を一言も批判せず、グチも言わずに、子育てと家事や親戚づきあいまでこなしてくれた家内です。おかげで娘たちもお父さん大好きのまま、グレることもなく、優しく思いやりのある自立した聡明な女性に育ちました。

でも、平成14年、そのさんざん苦労をかけた家内が乳癌を発症して手術や抗癌治療が始まり、家族にとっては青天の霹靂、つらい日々が続きました。
家事は一切できず自分の箸や茶碗も見分けのつかない父親に呆れて娘たちがすべての家事を引き受けてくれました。
手術で片胸を切除し腕が動かなくなった家内を手伝ってスーパーにでかけたとき、「一緒にスーパーで買物するの初めてだね。病気も良いことあるね」とつぶやいた家内の言葉に胸が締め付けられて「苦労をかけて癌にしたのは俺だ」と思い知らされました。
「こんなに働いたんだから老後は家内とゆっくり過そう」と思っていたのに、その家内が居なくなる、神様は何故そんなにつらい試練を与えるのか?と人生で最初で最後の後悔をしました。

その日を期に「週末は休む」と決めて、家内に自然の中でのんびりした時間を過させるために、平成16年、いつか田舎で暮らそうと長野に購入しておいた土地に家を建ました。
長女がニュージーランドの大学に留学し一人になった高校一年生になったばかりの次女を金曜の夜から日曜の夜まで一人で横浜に残して毎週家内と長野に通いました。
「今週も行っちゃうの」と涙目で訴える次女に、「お前はもう一人前だから、夫婦だから父さんは母さんと一緒に病気と闘うから我慢して」と宣言して...。

そんな家内も6年後の平成20年に腰の蝶骨に癌が再発し辛い抗癌治療を経ましたが、最初の手術から17年が経ち、今も元気に暮らしています。
癌の再発から3年が経った頃、家内の体調も安定してきたので二人でマレーシア・ボルネオ島にある東南アジア最高峰のキナバル山(4095m)に登ることにしました。長野の家の裏山の八ヶ岳・弥陀岳(2805m)、富士山(3776m)でトレーニングして、高山病でフラフラになる家内の手を引いて見事に山頂に立ちました。
身体に辛い思いをさせても野性の生命力を呼び起こして健康を取り戻してくれればと願いました。

そんな登山をきっかけに家内の最初の手術から10年を経たことも重なり、平成24年、55歳になった自分の20代の頃の夢の一端を実現するために、年間二ヶ月の休みを取ってヒマラヤやヨーロッパ、アンデスと世界の山に登りやトレッキングに出かけることにしました。
マッターホルン(4478m)やアルプス最高峰のモンブラン(4810m)、ヨーロッパ最高峰のエルブルース(5642m)、アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(5895m)、子供の頃からの憧れだったヒマラヤの鋭鋒・アマダブラム(6812m)、日本人第三登となったヒマラヤのヒムルンヒマール(7126m)、マナスル(8156m)、エベレスト(8832m)...そして、タスマニアのオーバーランド・トラック、パタゴニアのパイネWサーキット・フィッツロイトレッキングと...

年間70泊以上過す家内との週末田舎暮らしも今年で15年になりました。

昨年のエベレストで心筋梗塞を発症し、かろうじて生きて帰ってきた私も名医のお世話になり手術から10ヶ月が経ち、三割壊死したと言われた心臓も運動していない普通の人程度には機能しているようで、日常生活には不自由しなくなりました。
大学を出ると同時に家を出て自立した娘たちも、長女は結婚し二年前には孫も生まれ、子ども好きの次女は幼稚園の教諭としてしっかりと社会人として生活をしながら新しい世界に旅立つための準備を始めています。
また、娘同様に可愛がってきた後継者が立派に育ち、今年からの中期5ヶ年計画は彼女がトップに立ち総勢50人のメンバーを率いて経営者としての新たな戦いをスタートしました。

大変なことも辛いこともありましたが...振り返ってみればいつも幸せな「平成」でした(笑)

抗癌治療で髪が抜け被ったカツラを日よけ代わりにズラして笑わせる明るい家内...
いつでも真っ直ぐに素直にそして前向きに生きる娘たち...
気が強いけれど素直で真摯でへこたれない後継者...

そんな皆に囲まれて、「令和」という新しい時代に向かって歩きだそうと思います。 

感謝。

平成から令和へ.jpg











11:53 | Comments(0)

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